心臓のドキドキ感・不整脈・胸のザワザワ感(焦燥感)
症状であり病気ではありません
病院で検査を受けても特に異常なし。
器質的な問題はなくとも、自律神経との関係から、このような症状は起こります。
動悸・不整脈は、特に激しい運動をしなくても、急に心臓の鼓動がドキドキと早く打つことがあります。
また「欠滞」といって、心臓の脈が一拍や二拍分ぐらい飛んでしまうこともあります。
さらに次の瞬間、激しく鼓動が打ちつける時もあります。
他にも自律神経失調症になると、なんとなく胸がザワザワ・ソワソワするような感じになったりします。
胸騒ぎというか焦燥感と表現したらいいのか、何とも言えない胸のざわめきが起こります。
これが同時に起こると、疲れているのに興奮してなかなか眠れない状態にもなります。
ストレスを受けている時症状と同じことが起きています
これらの症状はいきなり起こっているのではない事を理解してください。
仕事・育児・介護・人間関係などの、ストレスによる交感神経優位での緊張状態で、気付いてないかもしれませんが正にその時症状と同じことが行われているのです。
ストレスに晒されるとは、いつも交感神経優位の緊張状態連続です。それが当たり前になっています。ですから一旦ストレスから解放されたとしても、体はそのままなので症状が続くという事になるのです。
これを、「自律神経のバランスが良くない・状態が良くない」といいます。自律神経が乱れ体力低下自律神経が乱れ体力低下
自律神経が乱れる2つの要因
少し専門的になりますが、2つの要因が考えられます。
一つ目は「神経」です。
脳神経は12対あり、そのうちの一つ「迷走神経」というのがあります。
神経の出どころは、後頭部と首の境目あたりです。なので、その辺りに存在する筋肉もしくは頸椎の1・2番の状態がよろしくないのです。
働きは「心臓拍動の抑制」になります。
迷走神経は自律神経の副交感神経になりますので、働きが狂うと、心臓拍動の抑制が効かなくなるということになるのです。
この神経は心臓以外に、咽頭・喉頭・肺・食道・胃・小腸・大腸の始め・肝臓・すい臓・脾臓・腎臓にも行っているため、他の要因と重なれば、どの臓器に不都合が起きても不思議ではありません。
二つ目は「横隔膜」です。
胸とお腹を仕切っている膜状の筋肉です。
この筋肉と、心臓を包んでいる「心膜」は解剖学的につながっているのです。
横隔膜は、通常の呼吸では上下運動をしています。
なのでこの動きが悪いという事は、例えると心膜を引っ張って、「どっくんドックン」というあの心臓のダイナミックで自由な動きを阻害していることになるのです。
動きを悪くさせる原因は、1、姿勢の悪さで呼吸が浅い1、緊張で呼吸を止める癖1、辛い溜め込んだ感情は水おち辺りを固くさせる等など。
対策すると幾分違います
心臓や胸に違和感を覚える際は、とにかく負担をかけないようにしましょう!
激しい運動は禁止です。
またお風呂に浸かると、水圧で血液が心臓に押し戻されるような力が加わりますので、症状を感じる時はシャワー・半身浴・足湯などで済ませるのが賢明です。
あと、急に寝転がったりすると、下半身の血液がドッと心臓に戻ろうとするので、そんな時は上半身を少し起こした状態で休むことをお勧めします。