「肩こり・腰痛」に自律神経調整が必要な理由
肩こりや腰痛が良くならない「本当の理由」
なぜ世の中の「肩こり・腰痛」は良くならないのでしょうか?
なぜ世の中の「肩こり・腰痛」は減ることなく、逆に増えているのでしょう?
これだけ医学が進歩しているにも拘らず、慢性の疼痛に対する治療効果が一定しないのは、とても疑問ですよね。
痛みに耐えている人が一番知りたいところは、「いつ治るのか」ということです。
しかし、予後の推測すらままならず、肝心な問いかけには答えられていません。
私の経験でも事実、重症と判断した方が驚くほど早く良くなってしまったり、軽症にみえる方がいっこうに良くならないといったことがおきています。
近年、特にこういう傾向が強くなってきているように感じます。
「痛み」=心とからだの疲労
そもそも肩こり・腰痛などの「痛み」「つらさ」は、日常生活の偏った、「心」と「からだ」の使い方による積み重ねです。
症状は、トータルの結果として現れているのであって、痛みの部分に原因があるとは限らないのです。
痛みの現象は、身体的要因と心理社会的要因の、2つの要因が混在したものなのです。
ですから、改善するための重要な要素は、自分の体に起きていることを、心の部分を含めて本人が正確に把握して理解することだと考えています。
ちょっと想像してみてください
例えば、筋肉にとても負担のかかる、苛酷な仕事をしている人がいます。
しかしその人は、天職と感じ誇りを持って日々充実し明るい未来が見えてます。
また、プライベートでも家庭円満で悩み一つなく、幸せで全てが満たされています。
こんな人はいないと思いますが、この人は肩こり・腰痛になりませんよね!「寝ればOK」て感じです。
他方で、元来子供は天真爛漫・無邪気な存在です。そして、子供は大人や社会の縮図とも言われます。
しかし、お子さんを施術していていつも感じることは、体が歪んでいるのです。
また、とても大人に気を遣いいい子が多いのです。
これは親御さんがどうのというよりも、無意識的な社会の表れだと思うのです。
「~はこうあるべき」「~しなければならない」がとても多く、ゆとりがありません。
これは、心にプレッシャーを与え、強い緊張が生じる悪いストレスなのです。
現代のストレス社会での対策とは
ストレスに対応するための体の反応は、自律神経中枢を刺激することから始まります。
危険(ストレス)を感じると、戦闘体制モードのスイッチが入り、身の安全を守るための「闘うか、それとも逃げるか」反応が起こります。
どちらの行動を起こすにしても、筋肉には大量の血液が必要なので、血管を収縮させることで送り込む準備をするのです。
これが、いわば『生き延びるための原始的な瞬間的防衛システム』になります。
しかし現代社会は、終わりがないストレスが続きますから、血管が収縮しっぱなしの状態となります。
筋肉以外の場所も当然血液は必要になってくるので、筋肉ばかりを優先させるわけにはいかなくなってきます。
すると、疲労した筋肉には、血流不足という血管収縮の弊害が起き、回復しないという構図が出来上がるのです。
肩こりや腰痛の原因はからだだけではない
あなたのツライ「肩こり・腰痛」は、体ばかりにスポットが当たっているのではないでしょうか?
その為、原因が分からず不安によってさらに痛みが強くなっている可能性があります。
最近の痛みは、先に記した通り心の部分が占める割合が高くなっています。
ですから、我を見つめ、少し振り返って、心の点検をする事をお勧めします。
少しでも正体がわかってくると、不安はなくなってくるものです。そして、痛みは和らいで来ることでしょう!
当院では、慢性のストレスに対して、自律神経を調整することで解放させています。