不眠、消化不良、だるさ…その『正体』とは?
眠れない、疲れやすい…慢性的な悩みのワケは?
そもそも人間の体には、「体力」の一部である自然治癒力・回復力が備わっているため、不調になれば快調に戻るようになっています。早い段階であれば、規則正しい生活を心がけたりしてすぐ戻っていくことができます。急になったものはすぐ回復していくのです。
しかし、慢性的なしつこい症状となってしまっては話は別です。
心とからだにとって良くないことはストレスでありますから、慢性的なストレスが慢性的な結果を生んでしまっているのです。その日々の過酷さは「体力」を削ることにつながってます。体力があるうちは無理がきいているので自覚はないでしょう。
従って、回復が弱くなるため少しずつコンディションが落ちており、体力が戻らないうちは状態の低空飛行が続き、人によっては急降下ということもあるでしょう。
体力を元に戻すことが先決です。
それらの症状は”自律神経”に関係している
調子が悪くなればまず病院。症状を訴えても、ほとんどが「問題なし」「原因不明」という結果。最近では、専門外であっても「自律神経では、、」といってくれるドクターは確かに増えてきてますが。
健康のバロメータは自律神経の状態・バランスにあります。減ってしまった体力を元に戻すためには健康になる必要があるのです。心とからだに良くないストレスは、交感神経に作用し大事な副交感神経の働きを止めることになります。
ストレスはからだを歪め、心は内臓の機能低下を生むことで「緊張」につながります。緊張は体力を使って緊張させていますから、この体力が減ってしまう悪い流れを止めなければいけません。
皆さんが再度確認してほしい健康=自律神経のバロメータ。それは健康の三原則、「食欲」「睡眠」「排泄」であります。
我々人間も犬猫と同じように動物であるため、原始的な自律神経の表れとして、この三原則に影響することがとても多いのです。他の症状で困っているという方も、事の発端は三原則の崩れが慢性的に波及した結果なのです。
三原則が、なんか違うなと感じた時点で、いつもの健康ではないのです。赤信号になる前に早めの対応で体力減少を食い止めていただきたいものです。
症状が加速する?!『NG習慣』とは
さて、風邪を引いた時の風邪薬についてですが、TV.CMでも言っているように「引きはじめの服用に効果」と言っていますよね。風邪は全身症状で体力を奪うため引用しました。
そう、しっかりと引ききった後で慌てて服用しても効果がないんです。体力が落ちるだけ落ちたコンディションでは薬の威力が届かないのです。その場合、観念して布団の中でじっと我慢するほかありません。
ストレスによって不調になられた方もこの例えに該当します。
色々と振り返って自分なりに対処をした結果、回復していくようだとそれほど体力が減っていなかったという事がわかります。しかし、何をしても改善していかないという方は一旦全てを中止してください。継続が逆効果で更なる体力減少につながっている可能性がとても高いです。
「何もしない」という選択肢も大切です。
規則正しく、バランスのよい食事を朝昼晩、というのはもう少し回復してから行うと効果を発揮しますので、今貴方が行うべきは、先ほども少し触れましたが、犬猫と同様に本能のまま、心が思ったことを行動する即ち心とからだを一致させるという事をしてください。
「心とからだはひとつ」
心とからだが揃うことで自律神経はとても喜びますので、状態が良くなることで体力減少から元に戻っていきます。現代社会は全てにおいてやり過ぎているきらいがあります。
つまり、心とからだの不一致または心とからだが離れた状態が長く、やりたくないという心に対して仕方なく行っているという行動が昨今多すぎると思いませんでしょうか?
食事が典型でこれを見直すだけでだいぶ違っていきます。本来食事はおなかが空いたと思うから食べるものですね。しかし食欲がないのに、体がもたないからとか時間だからといった元気な時の習慣で食べる方がとても多いのです。
食欲がないという事は、内臓が働きたくない・休みたがってる体からのサインを、心がキャッチした表れです。なのでそんな中で食べてしまうと、消化吸収に体力を奪われ、修復したい場所に体力を供給できず、結果全体がさらに下がっていくという構図となってしまうのです。
「あっおなかが空いたっ、肉が食べたいっ」と思ったら、何時であれその時に食べることが栄養・体力回復に寄与するのです。
仕事・家事・介護・子育て・人間関係・食事・睡眠など、全ての事にからだは反応しています。回復に時間がかかっている場合は、なるべく体からのお便りを心が受け取った通りにしてあげるといいですね。
何事もコンディションありきなので、状態が良い時に物事行うようにしましょう!やみくもに頑張ることを控えましょうね!