気管支喘息・アトピーも腸内環境で改善!
喘息・アトピーの患者さんの数は増えています。
腸には関係がない病気だと思っている人も多いようですが、じつは腸と密接に結びついていたのです。
腸に関連性のあるのは、アトピー性の気管支喘息です。
字からもわかるように、アトピー性皮膚炎と同じ理由で起こる喘息で、小児喘息のほとんどはこちらになります。
アレルギーを起こす原因物質であるアレルゲンが体内に侵入すると、それに抵抗する抗体が作られます。
アレルゲンが体内に入ると、抗体が脂肪細胞を刺激し化学物質を放出します。
化学物質が放出されたことで、体に不都合な症状が出てしまっている状態をアレルギー反応と呼んでいるわけです。
しかし本来、アレルギー反応は外部から入ってきた有害物質に対する防御作用ですから、免疫作用の一つなのです。
アトピー性気管支喘息のアレルゲンになっているのは、主にチリダニというダニです。
ハウスダストを餌にしているダニで、本来は体内に少しくらい入っても問題が無いものです。
腸内環境が良好なら、免疫システムは正常に働き、外部から入ってきた物質が有害か無害かを間違って判断することはありません。
無害な物質に必要以上に攻撃を加えるような、アレルギー反応を起こすことはまず無いでしょう。
要因はいろいろありますが、人の体と心は食べているもの以上のものになることはありません。
添加物がたくさん入ったファーストフードなどを好んで食べることも、腸内環境の悪化を加速させています。
これでは免疫力は下がっていくばかりです。
昔に比べて今の日本は公衆衛生が改善し、食べるものに困らなくなった反面、アレルギー大国になってしまったのは皮肉な話です。
アレルギー症状の多くは、腸内環境を整えることで改善していくものなのです。