偏頭痛の一般的な知識
日本人の4割の方が悩んでいると言われている頭痛。
大きく分けると、頭痛には2種類あります。
一つは大きな病気が隠されているもの。
脳腫瘍やくも膜下出血などが疑われる危険な頭痛です。
もう一つは、皆さんが通常悩まされている、偏頭痛や緊張性頭痛などです。
季節の変わり目によく起こると言われているのは偏頭痛です。
*ここにチェックリストを載せてあります。
このチェックリストで、(A)が多いと偏頭痛の可能性が高く、(B)が多いと緊張性頭痛の可能性が高いと言われています。
あなたはどちらのタイプでしょうか?
頭痛の時に体を動かすと
(A)痛みがひどくなる (B)痛みが柔らぐ
頭が痛くなったときお風呂に入ると
(A)痛みが増す (B)痛みが柔らぐ
頭の痛む場所は
(A)頭の片側がズキンズキン (B)後頭部から首にかけて締め付けられる
痛みが起こる頻度は
(A)強い痛みが月に数回 (B)同じ痛みが長期間続く
頭痛とともに吐き気は
(A)よくある (B)ほとんどなく頭痛のみ
頭痛の前に「生あくび・目がチカチカする」などの症状が
(A)よくある (B)ほとんどない
偏頭痛を起こす人の多くが、お風呂に入ると余計に痛みが増すといいます。
これは血管が急激に拡張することで、血流が良すぎるために痛みが起こるのです。
血管・血流をコントロールしているのは自律神経です。
ですから、お風呂と同じように、季節の変わり目や気温気圧の急激な変化によって、体の対応力が弱いと偏頭痛が起きるといわれています。
対処の方法としては、まずは部屋を暗くして安静に休むことが重要です。
ただし、寝ていられないほど辛いという方もいますので、そんな時は楽な姿勢で座っているだけでも良いということです。
人によっては、頭を冷やすと効果があるという方もいます。
また、頭痛の初期の場合でしたら、コーヒーや紅茶といったカフェインを摂ると楽になってくるという声を多数聞きます。
予防法としては、やはり不規則な生活習慣をしないように心がけましょう。
規則正しい生活は自律神経も安定させます。
暴飲暴食を避けバランスの良い食事にしましょう。
アルコール類や高脂肪食などが偏頭痛の原因になる人もいます。
予防に有効なのが、ビタミンB2(レバー・納豆など)とマグネシウム(ナッツ類・豆腐など)を気をつけて摂ることをお勧めします。
睡眠時間については、寝不足も寝過ぎも良くありません。
適度な睡眠をとるようにしましょう。
その他には、人混みやパソコンも含めた光の強い場所、過食や空腹、雨の日なども偏頭痛の原因となります。
まずは、自分のパターンを知ることから始めましょう。
そうすれば、自ずと症状を出さないための対策が見えてくると思います。