背骨の状態は造血作用にも影響します

猫背や平背の方は背中の皮膚に艶がありません。

呼吸は胸式で、肺の機能も低下している場合が多くみられます。

同時に、造血作用にも悪影響を及ぼす可能性がありますから注意が必要です。

人間の血液は、骨髄といわれる骨の内側の柔らかい場所で、成人後はほぼ背骨、主に胸椎で作られています。

胸椎は肩甲骨のある所と、上に3センチ、下に7センチのスペースに12個あります。

この胸椎には12対の肋骨がついており、呼吸とともに上下動することで新しい血液がどんどん作り出されているのです。

この胸椎の動きを助け、新しい血液を作り出す背骨運動には、胸式ではなく腹式呼吸が必要となってくるのです。

腹式呼吸とは横隔膜を使って、肋骨全部を動かし肺をフルに活用した呼吸法です。

多少の訓練は必要ですが、加えて普段の姿勢を気をつけることで、適正な背中の丸みを作り、肋骨が自由に動くための筋肉の柔軟性を確保できれば、簡単にできると思います。

一昔前の日本は不便だったので、日常生活の中で知れずと健康に直結していました。

現在は便利と引換えに体の弱体化を招いています。

意識して色々とやっていかないと歯止めがきかないのです。

頑張っていきましょうね!