生活の見直し
この項目がいちばん大切です。
先天的なものは別ですが、生活習慣病は無理を重ねてきた結果として生じているものです。今までの生き方に無理がなかったかどうか、自分の生活を振り返ってください。けして、運が悪かったから病になったわけではありません。
病気は生き方を振り返って改めるチャンスでもあるのです。
ストレス
ストレスは4つに分類することができるのですが、血流障害が起こる大きな原因は精神的なストレスです。
人間関係の悩み、仕事の悩み、育児や介護の悩みなどが続く事で、交感神経緊張状態が持続し血管が収縮して血流が悪くなって病気が生じてくるのです。
ストレスの解消法
ストレスの原因となっている人間関係の悩みや仕事の悩み、育児・介護の悩みは、根本的に解決するのは非常に難しいと思います。
解決ではなく、解消する道を考えましょう!
また、何がストレスになっているのかを知ることで、少しでも軽減することはできます。
知ることにより解消されます。不安もかなり解消されます。軽減できない場合でも、上手に対処すればストレスの発散もできるでしょう。
なんでもうまくやろうと思うと、体も心も疲れるものです。たまには手抜きをしてください。
「明日できる仕事は、今日はやらない」と決めて残業をしなかったり、月に1日は介護を専門家に頼んで映画を観に行くとか、たまには家事をさぼる日を設けたりしてください。
気分転換になることでしたら、なんでもけっこうです。いつもいい母親(父親)、いい妻(夫)、いい子供、いい上司(部下)では気が休まりません。
笑い
笑いが副交感神経を優位にすることは、医師によって証明されています。寄席の前と後で血糖値を測定すると、寄席の後では数値が下がったというデータもあります。
笑いによってリウマチの痛みが軽減するという報告もあります。思い切り笑ってください。
泣く
笑いと同様、泣くことも副交感神経を優位にします。
考え方の転換
責任感が強く、まじめで、心配症な方ほどストレスによって交感神経優位の状態になりやすいといえます。
先程のストレス解消法でも触れましたが、たまには手を抜きましょう。
なんでも完璧・完全にとか、私がやらなければ、という気持ちを持ち続けるのはストレスになります。疲れを感じたときには、私がやらなくてもなんとかなるさ、明日やればいいさ、という気持ちで周囲に仕事を任せて下さい。