病気は自然の摂理です
人間がどう考えようと、どう病名をつけようと、自然が病気と判断したときは病気なのです。
人間は完全に自然の中で生かされているわけで、自然の摂理に反して生活していくうちに病気の原因が作られ、体が自然の変化に対応できなくなった時に病気になるのです。
病名をつけるのは、人間が人間の考えた知識の範疇で便宜的に行っているにすぎません。
病気の原因は、私たちが日々生活していく中で、知らず知らずに蓄積した歪みによって形成されるのです。
ですから、何か症状が出たときは悪いことが大分積み重なっていて、警告としての痛み・症状なのです。
治癒反応といってその場所を治しているとも言えます。
それを無視するために本当の病気にかかるのです。
従って、病は突然起こりません。
人間には調整作用といった「体力」があり、少々のことではすぐに悪くならないよう出来ています。
ちょっとずつ症状を出しながら警告していますが、それを無視しているうちにいよいよ調整作用が効かなくなり、はっきりとした形で表れてくるものが病気なのです。
よって、そういうことを念頭に置いて生活をするならば、事前に感じることができるし、病気にはサイン・徴候というのがあるというのを知れば、だいたい事前に注意して予防することができると考えます。