上あごを舌先で刺激すると…
急に胃が痛くなったりムカムカしたりすると、すぐ胃薬や鎮痛剤を服用してしまう方はとても多いですね。
それでも症状がよくならず、病院で診てもらうと「自律神経失調症」なる病名をつけられて、ますます薬付けになっていくケースが少なくありません。
自律神経とは、私たち自身でコントロールできない不随意神経であり、支障をきたすと体の色々なところに問題が出てきます。
薬を飲んでも良くならず、ストレス社会で急増する症状なのです。
このような胃に関わる症状には、口の中の上あごを舌先で刺激することをお勧めします!
上あごの中ほどには、自律神経の大事な「ツボ」があり、食物を摂る際に舌がこの部分を触れないと飲み込めないようになっています。
それによってだ液の分泌も促してくれます。
だ液には消化を助けるだけでなく、内臓の保護、抗菌作用の他発がん性物質の発がん作用を弱める働きもあります。
また、サラサラのだ液がたくさん出ている状態とは、自律神経の状態も良好といえ副交感神経がしっかり働いている証拠になります。
胃腸の働きは、副交感神経によって支配されています。
このように、万能薬的なだ液を、古来より東洋医学では「神液」と呼び、健康のための重要な要素とみなしてきました。